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▼今振り返る"AVALON"
 毎度毎度、野暮は承知のこのコーナー。
 よく「作品は作品で語るのが全てであり当然」と言いますが、そりゃごもっともなわけで、
 はてさて、そうなるとここでは何を語れば…という感じではありますが。
 でも僕からすると作品から零れ落ちた駄文も立派な作品の一部なんです。……屁理屈っぽいですけども。
 
 
 ということで改めまして。WAVEのRioです。
 「己達が描く真の理想を」という”文字通りの”コンセプト/テーマに企画・構成されたこのAVALONも、
 リリースから早三年の月日が経とうとしています。時が経つのは本当に早いです。
 
 えー、で、ですね。実は非常に申し上げ難いのですが、ここに書く事が、
 ありそうで実は無かった事に、こうしていざテキストを打ってみて初めて気付きました。
 それもそのはず、「AVALONを今振り返ってみた結晶」が、昨年末リリースした「WHITE AVALON」だからです。
 WAに言いたい事・伝えたい事・表現したい事全てを込めてしまったので、ここで語ろうとするとWAの話題になっちゃうんですよね……。
 ということで、この続きは「WHITE AVALONライナーノーツ」でヅラヅラっと書いてこうと思います。け、決して逃げじゃないですよ!
 
 ただ一つだけ、ここでしか言えない事を言うのだとしたら。
 
 Fate/stay nightは、僕らが焦がれた理想だけあって、とても遠くて、ずっとずっと高い位置にあったけれども、
 それに憧れて、でも自分達の理念を持って生み出されたAVALONは、
 ”文字通りの”存在……僕らにとって決して代用品でも紛い物なんかでもなかった、てコトです。
 大事なのは、他が決める真/鴈の是非じゃなくて、意が貫く信念の是非。
 
 理想は届く・届かない、じゃない。作り出せるか、出せないか、なんて考え方もあるんだ、というのもAVALONの持つ側面だったりして。
 理想に足を踏み入れて、それでも満足できなかったら、次につなげればいいだけです。創作に残機なんてありませんし。
 まあ踏み入れれば踏み入れるほど、周りの頂に屈しそうになるんですが(苦笑)
 
 それにしても、ほんと、Fateという作品に出会えた奇跡に感謝したいです。
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